コースターで素敵な空間を ノベルティからおうちカフェまで

コースターはドイツ生まれ

■コースターはドイツ生まれ

飲み物の下に敷くコースターは、ジュースやカクテルなどの冷たい飲み物のグラスについた水滴が下に流れ落ちてテーブルが濡れるのを防ぎます。また、コーヒーや紅茶などの暖かい飲み物の熱がテーブルに伝わるのを防ぐことができるので、カップ&ソーサーの代わりに、マグカップ&コースターを利用するカジュアルなカフェも多いのです。実用的で便利なコースターはいまやカフェ・バーそして、家庭などでも幅広く使われていますが、初めて使ったのは誰なのでしょう?

コースターは西暦1892年にドイツのロベルト・スミスという方が特許を取得しました。その後すぐにドイツのビールメーカーがコースターを広告媒体として採用し、それが好評であっというまに世間に波及したとか。

その後、広告媒体としての人気が定着し、なんとあの20世紀最恐の独裁者として名高いヒットラーもナチのスローガンを印刷した紙コースターを大量に配布して宣伝活動に使ったそうです。コースターはドイツで生まれ、ノベルティとして使われるようになったのもドイツが発祥なのですね。

■紙コースターはノベルティとしても人気

heinekenコースター

ドイツ発祥のコースターはいまや世界中で使われています。コースターの素材は、革、布、シリコン樹脂といろいろありますが、コースターオリジナルを作る場合には紙コースターが人気です。低コストなのでお手頃な値段で大量に同じデザインのものを作ることができるからです。ビールメーカーのハイネケンやスターバックスコーヒーなどは定期的に紙コースターのデザインを変えたり、アニバーサリーには特別なデザインで作ったりと、様々なコースターオリジナルを作っています。そのバリエーションを楽しみにしているコレクターがいて、オークションで取引されることもあるほどです。

紙コースターは、このように飲食店で使ったりノベルティとして配ったりされてるほかに、個人が結婚式の2次会やイベントで配ったり、といろんな用途で利用されています。

■活版印刷が生む独特の味わい

現代はオフセット印刷とよばれる印刷方法が主流です。1面に付き、半透明の青+赤+黄+黒の版を4枚制作し、理論的には100万色以上の色を表現できる印刷方法で、インクジェットプリンタやレーザープリンタより高品位で写真や文字を鮮明に印刷することができ、チラシや雑誌等の商業印刷に用いられています。

それに対して、活版印刷は版に色をのせスタンプの原理で垂直に圧をかけます。そのため使える色は少なくなりますが、凹凸をつけることができ味わいある仕上がりにすることができます。

コースターオリジナル製作をオーダーするときには、カラフルなものを大量にならオフセット印刷で、シンプルなデザインを引き立てたいなら活版印刷で、がいいでしょう。

北欧テイストショップ

■インテリアで人気の北欧柄も紙コースターに

シンプルなコースターも素敵ですが、柄物のコースターもかわいいですよね。家庭のインテリアでもカフェでも、北欧テイストの家具や食器が人気ですが、コースターも北欧柄が人気です。北欧の有名デザイナーのマリメッコ、リサ・ラーソンやムーミン柄のコースターがよく売れています。おうちカフェされる方が増えてきて、自分の好きなテイストのコースターとともに飲み物を、と好まれるようです。商品として販売されているものは、木製や布製が主流ですが、北欧柄を紙コースターに印刷してもかわいいのです。コースター専用用紙は、コシがつよい独特の質感で柄を乗せてもしっくり落ち着きます。自分の好みの北欧柄でコースターを作ってみるのもいいですね。

ノベルティでも記念品でも、コースターは飲み物とともに素敵な空間を演出するものです。コースターオリジナルを作るなら、手にした方が、ご家庭や職場で素敵なひとときを過ごせるようなものを作りたいものです。

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