紙製コースターならデボス加工がおすすめ

デボス加工コースター

■紙製品のコースター

紙製品でコースターを作ってみたけれども、想像していたのとはちょっと違って、もう少し目立つようにしたかったとか、個性や主張を際立たせるものにしたかったとか思ったことはありませんか。またはこれから紙製品で作ろうと考えているのだけれど、ライバルに差をつけるにはどうすればいいだろうか、と悩んではいませんか。

確かにコルクや木、レース編み、シリコン樹脂、ガラスや陶器など、個性豊かな素材を使って作ったものに比べると、紙製品で作ったものはちょっとばかり物足りなくなるかもしれません。でもコストや持ち運びの便利さを考慮するのでしたら、紙製品は優秀です。

印刷するデザインや色といったソフト面ではなく、土台そのもので他との差別化を図りたいとお考えなのであれば、紙製品ならではの加工法で最近人気のデボス加工を施すというのはどうでしょうか。

エンボス加工コースター

■質感に差が出る加工方法

デボス加工とは、印刷技術における特殊加工のひとつです。紙を金属製や樹脂製の凸版と凹版ではさみ圧力を加えて加工することで、指定した部分をへこませます。紙の表面の一部がへこんでいるため陰影が生まれ、それが独特の味わいと質感になり上品な存在感を表現することができます。

インキを使ったものはもちろん、インキを使用しないで白い台紙に加工を施しただけでも高級感あふれる仕上がりになるので、アイデア次第でさまざまな使い方ができるのです。また触った感じも抜群です。視覚にも触覚にも訴えることのできるおしゃれなコースターが出来上がります。

一方、これとは逆にエンボス加工というものがあります。紙をへこませるのではなく、浮き上がらせる特殊加工なので「浮き出し加工」とも呼ばれています。紙を金属製や樹脂製の凸版と凹版ではさみ圧力を加えて加工することで、指定した部分を浮き上がらせます。

この二つの加工方法は名前が非常に似ていますが、出来上がりが全く逆になってしまうので、注文の際には注意が必要です。

オプション加工コースター作成

■デボス加工の注意点

まず始めに加工をしてくれるかどうか印刷会社に確認する必要があります。製作を依頼したい会社にたどりついても、肝心の特殊加工ができなければどうしようもありません。次に紙の厚さも重要です。紙をへこませる加工をするため、ある程度の厚みがなくてはなりません。

触ってもくぼみがあるかどうかわからないような完成品では、オプション料金を払ってまで注文する意味がなくなってしまいます。

納品されたものを見て驚くことがないように、打ち合わせはしっかりとしておきましょう。

そしてデザインの面では細い線や細かい文字はつぶれてしまったりうまく加工されなかったりもします。このへんのことも印刷会社に確認しましょう。

せっかくかっこいいデザインができてオカネをかけても、完成品にちゃんと反映されなかったのであれば見栄えは半減してしまいますし何より悲しくなってしまいます。長所短所を理解し、ちょっとした疑問や不安が生じたらそのつど相談することで印刷会社とのコミュニケーションを図るのも重要なことです。

このページの先頭へ