「コースター」で一杯の飲み物に彩りを!

コースターの語源

■コースターの語源

「コースター」という言葉を聞いて何を連想しますか?ほとんどの方はグラス等の食器の下に敷く小さなマット、もしくは遊園地に設置される遊具のジェットコースターを思い浮かべるでしょう。同じ言葉でありながら共通点を見出せない全く異なる物です。では、なぜ同じ呼び方をするのでしょう?その正しい語源は不明ですが、同じ言葉を使う理由については諸説あります。

まず、「コースター」という言葉は「下に敷く敷物」を意味する、という説。別名「グラス・マット」とも呼ばれるグラス下の敷物については、ご存じの通りです。アメリカの子供達が斜面を滑るために利用するダンボール等の紙でできたソリも「コースター」と言います。そのコースターが金属製になって大型化し車輪が付いた物がジェットコースター(「ジェットコースター」は和製英語で、米語では「ローラーコースター」)です。

もうひとつの説は、元来の意味「沿岸貿易船・巡航船」から由来するという説です。ジェットコースターは、乗り物であり、グルグル同じコースを回ることから、巡航船との共通点を見出したのでしょう。そして、食器用のものは「船のようにテーブルを巡るから」という理由で、コースターという言葉が充てられた、と言われています。

■コースターの使用目的と素材

コースターの使用目的と素材

レストラン・喫茶店・バーで、多く利用されているコースター。本来の使用目的は、冷たい飲み物の入ったグラスに付着した水滴が流れてテーブルが濡れたり、熱が伝わってぬるくなったりするのを防ぐためです。

コースターの素材は、紙・コルク・木・布・レース編み・シリコン樹脂・プラスチック等、多岐にわたります。本来の使用目的を考えると吸水性の良い紙・コルク・布製のものが好まれる傾向にあります。

いろいろな素材から選べるコースターですが、最近は紙コースターを利用するお店や個人が増えています。その理由は、丈夫で軽い厚紙でできているので、本来の使用目的を満たす吸水性の良さはもちろん、目に留まるようなお洒落なお店のロゴ・連絡先等を印刷できる点にあります。

特にお店の場合は、お客さんが記念に持ち帰ってくれれば、宣伝効果も期待できます。基本的に使い捨てと考えられているため、持ち帰られてもお店にダメージはありません。また他の素材のものと違い、納品が早く安価な点も人気のポイントです。

■紙コースターの特殊加工

紙コースターは他の素材よりも加工しやすく、オリジナルコースターを作成しやすいのが特徴です。両面印刷撥水加工はもちろん、自在なカラーリング、紐を通してタグにも利用可能な穴空け加工、紙を浮き上がらせるエンボス加工、反対に、指定部分をへこませるデボス加工、メタリックな光沢で高級感を醸し出せる箔押し等、細かい要望への対応が可能です。

また、コースターの形についても、円形と角形が一般的ですが、紙コースターであれば、ハートや星形等、オリジナルの形も作りやすく、雰囲気作りにも一役買ってくれます。

形やデザインの多様性により、用途や希望に応じてオーダーメイドし易く、利用する人の目を惹くことができるオリジナルコースターが作り易いという訳です。

紙コースターの特殊加工

■コースターの利用方法

最も良く利用されるのはレストラン・喫茶店・バー等の飲食店で、プロモーション目的に使用するのに最適です。しかし、他にも使い道はあります。イベント用のアイテムとしてイベントのタイトルや日時等も印字すれば、良い記念品となります。ノベルティグッズ用のアイテムとして使用すれば、販売促進にも役立つでしょう。

もちろん、個人が、お好みのデザインで自分だけのオリジナルコースターを作成し、ホームパーティーや日常生活で使用すれば、ちょっとした彩りを添えることもできます。使い道は人それぞれです。

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