初めてでも怖くない同人コースターづくり

同人コースターづくり

■同人誌即売イベントでのグッズづくり

夏コミや冬コミなどの同人誌即売イベントが近くなってくると、今回のグッズは何を作ろうかと頭を悩ませる作家さんたちは多くいらっしゃるのではないでしょうか。なぜなら同人誌を買う以外にも、グッズを楽しみにしてくださっているお客さんたちがいるからです。中にはグッズだけを購入して回っているマニアな方もいらっしゃいます。

その方たちの期待に応えるとともに、いかに少ない予算で作るのかも重要なことでしょう。ただでさえ同人誌の印刷資金が必要になってきているときです。安く、品質を落とさずに、喜んでもらえるようなグッズとはどんなものがよいでしょうか。

お手頃価格の同人コースター

■グッズにはコースターを

紙コースターはどうでしょう。イベント配布用としてコースターをグッズに選ぶ方は意外といらっしゃいます。イベントそのものを盛り上げるための限定アイテムだったり、同人誌の購入特典としておまけにつけるためだったりと、用途は様々です。

バッティングするのがイヤ、という考えから他の作家さんたちが考え付かないような独創的なグッズを用意するのも話題を振りまいていいかもしれません。でも、コスト面を考えるとそうも言ってられません。アイテムが同じだからといっても描かれているキャラクターは同じものではないはずですし、そこにあるのはあなただけのオリジナルのキャラクターです。この世に一つだけのものです。それに、たくさん作ることができて気軽に配ることができますし、かさばることもないので邪魔にはなりません。名刺代わりにあなたのオリジナルキャラクターを広めるチャンスになるかもしれません。

コースターサイズ・素材

■印刷会社への発注

まとまった数の紙コースターを作るには印刷会社へ発注をかけるのが手っ取り早い方法です。白い紙のコースターを買ってきて一枚一枚手作りするのも、心がこもっていて素晴らしいとは思いますが、肝心の同人誌用の原稿には追われていないのでしょうか。そうであるなら、人の手を借りたほうがよさそうです。いつも頼んでいる印刷会社がグッズ印刷など紙コースターも扱っているのなら、一緒に発注するのもいいでしょう。

またはインターネットで検索して、同人誌を作るのとは別の印刷会社に注文するというやり方もあります。コースターに特化して安く作ってくれていたり、少ない枚数からでも受け付けていてくれたりするからです。いくら安くても必要枚数が100枚なのに、10000枚からではないと受け付けてくれないのであれば、どうにもならないでしょう。

金額もそれによって膨らんでしまいます。いろいろな会社を比較検討して、ここかな、というところを見つけたら、メールなり電話なりで問い合わせをしてみることです。サンプルがもらえるならもらっておくことをお勧めします。

自分が納得できる商品なのか、見極めることはとても大切なことなので、現物を見るのは完成品が届いた時が初めて、というのは避けたほうが賢明です。想像していたものとかなり違ったものが届く場合もありえるからです。

■納期の確認

オリジナルで作る際にはデータの入稿方法を確認し、納期も確認しましょう。会社によって、入稿時点からだったり、データチェックが完了した時点からだったり、出荷日が納期日だったりと納期換算の基準が異なるからです。イベントが地元で行われるのならまだしも、遠征をするのでしたらなおさら重要です。自宅での受け取りが間に合わず遠征先のホテルに届けてもらったとか、会場で受け取ったなどということがないように、納期はしっかり確認して余裕があるようにしたいものです。

また一般に納期が早いと金額が高くなる傾向にありますので、価格設定が低い会社に依頼したときは納期の確認は必須といえましょう。

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