再び注目されている活版印刷の魅力とは?

活版印刷コースター

■様々な印刷技術

紙コースターに印刷する技術はたくさんありますが、その代表的なものがオフセット印刷と活版印刷です。最新の技術であるオフセット印刷はフルカラーで、イラストや写真、文字をリアルに鮮明に表現でき、他にもチラシやポスター、カタログなど特に大量に印刷するものを作成する際に用いられています。

このオフセット印刷に対して、最近は紙コースターや名刺、結婚式の招待状等を作成する際に活版印刷という方法が注目されています。一時は忘れられた存在でしたが、レトロな質感やアナログ感が再び見直され、若い女性の間でもひそかなブームとなっており、また海外でも若いデザイナーがレターセットなどの作品に用いたりと、デジタルにはない温かみやどこか懐かしさを感じさせる作風に仕上がるということで再び注目されています。

活版印刷亜鉛版・樹脂版

■伝統の印刷技法に現代の特殊加工を

最新の技法であるオフセット印刷に対して、15世紀に生まれたルネサンスの3大発明の一つと言われる活版印刷はレタープレスとも呼ばれ、鉛や樹脂製の凸のある版を使ってスタンプのように紙の表面に圧をかけて印刷する昔ながらのシンプルな技法です。凸凹感が独特の風合いを醸し出す、ということで人気があります。

紙製のコースターを作成する際は吸水性の高い紙を使い、少し柔らかめの厚みのある紙にプレスすることで印刷時のインキの浸透が良く、文字の部分がへこんで見えることで立体感が出ます。

さらに吸水性の高い紙を使用することにより、インキのしみ込みが良いだけでなく、グラスの水滴を受け止める役目も果たします。他にもインキを載せないで文字やデザインを浮き上がらせるエンボス加工やその逆の指定された部分をへこませるデボス加工も手で触った感触が良く、高級感があり人気があります。

■印象に残る個性を演出

ご自分で個性的なデザインを考え、オリジナルなものを作成するのは楽しいですが限界がありますね。こんな時は印刷のプロに相談してみてはいかがでしょうか?最近はインターネット通販で簡単に注文でき、ご自分で形やサイズ、字体、紙の種類を選択することができるのでよりオリジナリティを出すことができます。参考になるテンプレートもありますので自分の作りたいイメージのヒントが見つかるかもしれません。

素材も吸水性や保水性に優れており、実用的な紙コースターを作ることができます。また、一度注文すると版下データを保存してくれる業者なら次回は簡単にリピート注文できて便利ですので、業者を選ぶ時は保存ができるか確認してみましょう。

紙コースター穴あけ加工下げ札

■アイデア次第で様々な使い方

特に紙製のコースターは飲食店にとって必要な業務用品であると共に、お店の印象を良くする為や名前を覚えてもらう為の宣伝ツールとしても秀逸です。

例えば表面にお店のロゴ、裏面に店舗の情報や地図を入れたりして両面に印刷することもできます。販売促進活動のノベルティとして効果的に活用することができ、またサイズも小さく、価格も安価なので限られた予算内で行う学校や商店街、企業のイベントの記念品として使われることも多くなっています。

他にもハート型や星型などのユニークな形のものを作ることができますし、紙コースターに穴をあけてリボンやひもを通せば商品のタグや下げ札、しおりとしても使うことができます。コースターとして使用する以外にもこのような発想の転換とアイデア次第で様々な使い方ができます。

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